2024年 展覧会・イベントスケジュール・プロジェクト
*展覧会  

展示室(A)
中村敦個展 "camouflage"
2024年6月12日(水)〜23日(日)13〜19時(最終日17時まで)
休廊日=17日(月)・18日(火)

苔石の保存処理協力=株式会社吉田生物研究所

Camouflage- 偽装、迷彩、カモフラージュ。
タイトルからして作家がミリタリーや軍事など、「あまり穏やかでないもの」に興味を持っている人物なのかな?と思われる方も多いとか思いますが、作家本人がその誤解を楽しんでいるフシもあります。
実際、迷彩模様そのものを描いている訳ではありませんが、それらの誤認も含めて「迷彩に見える何か」、「迷彩に偽装(Camouflage)した何か」をシリーズで制作しています。 現在まで、主に菌類や植物など自然界の生命活動のアルゴリズムと文化の関係性をテーマに、数々のシリーズ連作を手掛けてきましたが、今回の展覧会もその一連の表現活動の一環になります。
自然界は多種多様な種族の共存の場でもありますが、互いのテリトリーを奪い合う容赦ない生存戦略の戦場でもあります。正にミリタリー。人はその熾烈な戦場の景色を観て美しいと言います。
迷彩模様に見える「何か」は、「あまり穏やかでないもの」よりも「更に穏やかでないもの」でもあります。(中村敦)
  
左 "camouflage 森-1" 、右 "camouflage 森-3" 2024年/72.8×51.5cm/キャンバス、アクリル絵具、その他



唐仁原希「願いごとのあと Wishes and Ashes」
part.1 展示室(B)
2024年6月12日(水)〜23日(日)13〜19時(23日は17時まで)
休廊日=17日(月)・18日(火)
part.2 展示室(A)&(B)
6月26日(水)〜7月7日(日)13〜19時
休廊日=6月24日(月)・25日(火)・7月1日(月)・2日(火)


 私たちは日常生活の中で、さまざまなメディアを通じて物語に触れています。 空想に浸り、個人的な物語を楽しむこともあります。
 私は絵画制作を通して、時代や国境を超え、現代においても根強く残る普遍的 な物語、ある種の「神話」を探求しています。本展では実験的な作品を展示し ています。今回、制作の中で、「描くこと」によって「表れるもの」について 考えました。 (唐仁原希)

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願いごとのあと(レオナルド・ダヴィンチ《アンギアーリの戦い》に基づく)
2024 / 162.0×130.3cm / クレパス、オイルパステル、キャンバス



岩田智代「あいまいにしか思い出せない。」
2024年7月17日(水)〜28日(日)13〜19時(最終日17時まで)
休廊日=22日(月)・23日(火)


 織技術を用いて、時の経過や漠然とした記憶を表現しています。
 作品制作において、経(たて)糸は時間軸であると考えています。織物ができる過程は、私が実際に体験する時間そのものだからです。
 しかし、過去の出来事や感情というものは、時が経つにつれて不鮮明になっていきます。時間そのものも、記憶の中で分岐したり、収縮したりします。
よって、このたびの展示作品では、その感覚に基づいて、自分自身の過去の写真を素材にしています。
 写真をプリントした綿布を1cm幅に切り分けて緯(よこ)糸に・白色の綿糸を経(たて)糸に用い「平織」で織ります。織り上げたものは、撮影し、その写真を綿布にプリントします。それをまた1cm幅に切り分けて緯(よこ)糸にし、次の織物を織ります。この作業を幾度か繰り返すと、元の図像は、曖昧な遠い記憶のように不鮮明になっていきます。記憶とは、やがて、映像が暗転するように暗闇へ溶けていくのかもしれません。徐々に消失する記憶は、「絣」によって表現しています。白色から黒色に染め分けた経(たて)糸を用いることで、糸の黒い部分が不鮮明な図像をさらに切れ切れにするのです。
 本展では、記憶の留め方、あるいは、記憶を曖昧にする方法として、基本的な構造の異なる織物と描画を対峙させた試みや、通常は同時に見ることのない織作品の表裏を並列に見せる写真も提示します。(岩田智代)


「かくれんぼ(hide and seek)」2024年 / 50×33cm



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