2023年 展覧会・イベントスケジュール・プロジェクト
*展覧会
吉田芙希子「常世の押し型」 Fukiko Yoshida / Traces of Eternity
2023年9月20日(水)〜10月9日(祝・月)13~19時
休廊日=9月25日(月)・26日(火)・10月2日(月)・3日(火)・4日(水)
1988年生まれ、京都在住。京都市立芸術大学大学院で絵画を学び、修士号取得。
架空の「美しい」存在を創造し、その現世と常世の狭間への視線は、磁器のような質感を持つ精巧なレリーフとして現れます。
当ギャラリーでは初個展。
受賞に、滋賀県次世代文化賞(2017年)、 BIWAKO大賞展大賞(2015年)、NHK京都放送局長賞(琳派400年記念展 新鋭選抜展2015)、H.P.FRANCE 賞・シュウ・ウエムラ賞(アートアワードトーキョー丸の内2013)、大学院市長賞(2012年度京都市立芸術大学作品展)。
作品は、京都市立芸術大学美術館、京都銀行、三菱地所(東京)に所蔵されている。
Born in 1988, lives and works in Kyoto. Fukiko Yoshida studied painting at the Kyoto City University of Arts Graduate School and received a master’ s degree.
She creates fictitious “beautiful” beings and stares at the space between this world and the eternal world. They appear as elaborate reliefs that have the texture of porcelain. Her works are in the collections of Kyoto City University of Arts Museum, Bank of Kyoto, and Mitsubishi Estate (Tokyo).
C.V. 年譜はこちら(JP/EN)
(作者コメント)
この世ではない世界が壁の向こう側にある。
私はその壁に窓を描いて、むこうの世界を覗き見ている。
ふと「美しい人」があらわれ、脳裏に瞬間瞬間の姿が刻まれる。
否応なしに執着する自分にはうんざりする。
見たい欲望と対峙する恐怖心が拮抗する。
壁の向こうから「美しい人」の瞬間の像を引っ張る。
同時に完全な姿で現れることを拒絶し壁の中に留まらせようとする。
半分現れた姿は私にとって一番好ましい距離感を体現している。
まじまじと「美しい人」を眺めながら、永遠に目が合わないことの安楽にひたる。- 吉田芙希子

「面影のキメラ」(部分)
2023/34×22.5cm/FRP、サーフェイサー
"Vestiges as Chimera" (datail) FRP, finish paint
過去の展覧会は、以下のページでご覧いただけます。
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年※準備中